続・ある雨の日

で、それをダンスに置きかえて考えてみた。

いまの子どもたちはすべてが用意されている。

スタジオに行けば先生がいて、振りも用意されている。

ネットを開けば世界最高のダンスがいつでも簡単に見られる。

発表の場は、とえいば、年に一度大きな発表会がある。

イベントもくさるほど用意されている。

衣装はネットで簡単に手に入る。

音響は最高のものが舞台にすでに置かれ、舞台にはリノリウムがすでにしかれている。

たくさんのお客さんも自動的に用意され、

自分の番になるまで楽屋でお菓子を食べながら

スタッフさんが何ヶ月もかけて用意をしてくれたライトを浴びればいい。

そこには「この舞台をどうやって使ってやろうか」とか

「どういうお客さんに見に来て欲しいか」とか

そういう思考にはとうてい及ぶはずもない。

すべてがレールの上なのだ。

たとえ思考が停止していたとしても、それは勝手に進んでゆく。

そしてそのレールを降りるときはダンスを辞めるとき。

そこに素晴らしい発見や、創造が産まれくるだろうか?

否。

大変だけど、自分で思考し、

失敗しても良いから泥のような道を進んだ方が

きっと彼らにとって素晴らしい未来が待っているはずだと

自分は信じたい。

レールを降りて自分の足で歩こう。



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