ジャズダンス考 第79回

自分はつねづね、柔軟の時にも形にこだわるよう生徒に求めます。

いや柔軟の時こそ、と言った方が正しいかもしれません。

言われなくてもできている生徒は本当に少ないです。

立っている足は鏡に平行か、

左右が同じ板目の上に乗っているか、

開いた股が90度になっているか、

伸ばした手は床と平行か、

伸ばした脚はまっすぐになっているか、

骨盤がまっすぐになっているか、

数え上げたらキリがありません。

なぜ柔軟でそこまで求めるのでしょう。

自分を見つめられる時間が柔軟ではたくさん取れるから。

それはその小さな積み重ねが身体のクセになるから。

それがやがてそれぞれ自身の思考になるから。

人類が誕生してきてからずっと探し求めてきたかたち。

それは完璧な円、

楕円、

正方形、

長方形、

正三角形、

二等辺三角形、

はたまた、

ゆがみのない線、

どこまでもつづく平行、

太さを持たない線、

面積のない点・・・。

人間の思考の中にしか存在し得ないかたち。

自然の中には存在しないからこそ追い求めてきた

神しか創造し得ない完璧なかたち。

もし見る者がそれをあなたの中に見いだしたのなら

誰もがあなたから目を離せない。

それは絶対に揺るぎない武器になるはずなのである。

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